佐藤二朗が右手に握った“見えない何か”を振りかざす、恐ろしい犯行シーンも 「名無し」予告

映画スクエア

 2026年5月22日より劇場公開される、佐藤二朗が初の原作を手掛けた同名漫画の映画化作「名無し」の、本予告編が公開された。

 本予告編は、白昼の商店街に現れた男=“名無し”が、右手に握った“見えない何か”を振りかざし、無差別大量殺人を行うシーンから始まる。凶器不在・推定無罪の犯行に翻弄される警察組織。止まることのない犯行に、刑事・国枝(佐々木蔵之介)がいら立ちを募らせる中、やがて謎の男“名無し”の過去の情報がもたらされる。そこから映像は一転し、これまでベールに包まれていた“名無し”の過去にまつわる断片が、フラッシュバックのように映し出される。

 38年前、警察官の照夫(丸山隆平)によって保護された右手を縛った少年、触れただけでタンポポが消えて枯れてしまうという常識を逸脱した現象、幼い頃から行動をともにしてきた花子(MEGUMI)の叫び、右手の謎を知ってしまった照夫の運命、意味深な記憶の断片が積み重なる。そして、映像の随所で強烈な印象を残す“右手の存在”が、本作最大の謎として観る者の想像力をかき立てる映像となっている。

 本予告編の終盤では、本作のために書き下ろされたNovel Coreによる主題歌「名前」も聞くことができる。楽曲を受け取った佐藤二朗は「正直、ちょっと想像以上。本当に素晴らしい楽曲を提供してくださって、僕にとっても大切な楽曲になるだろうなと思いました」とコメント。さらに「エンドロールでNovel Coreさんの『名前』が流れているときに、涙が止まらなくなる感情になってですね。本当に、この映画とマッチしているという言い方じゃ物足りないくらい、映画の世界観を力強く後押ししてくれる、素晴らしい楽曲だと思います」と、心からの賛辞を述べた。

 「名無し」は、数奇な運命を背負った異能の男の希望と絶望、そして狂気を描くサイコ・バイオレンス。若い客でにぎわう昼下がりのカフェで、残忍な殺人事件が起こる。しかし犯人と思わしき丸刈りの中年男は、その手に一切の凶器を持っていない。男が近づいて接触するだけで、触られた人が血を吹きだし倒れていくのだった。事件のしらせを受けた警察の面々は、防犯カメラに映るその光景を前に言葉を失うが、捜査を続けるうちに、数年前に万引の疑いで調書を取られた一人の男が、今回の男と同一人物であることを突き止める。その男の名前は「山田太郎」。山田の自宅に行くと、そこには腐敗した一人の女性の死体があった。原作者である佐藤二朗が脚本・主演を兼任し、城定秀夫監督がメガホンをとる。

【作品情報】
名無し
2026年5月22日(金)全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会

新着コンテンツ