イギリスの炭鉱にある最後のパブ オーナーとシリア難民女性の友情 「オールド・オーク」予告

映画スクエア

 2026年4月24日より劇場公開される、市井の人々を見つめ、彼らの生活と闘争を描き続けてきたイギリスの巨匠ケン・ローチ監督が、自ら「最後の作品」と語る映画「オールド・オーク」の、日本版予告が公開された。

 日本版予告編は、パブ「オールド・オーク」の常連が、「ここはまるでゴミ捨て場だ」と吐き捨てるシーンから幕を上げる。さびれゆく町に根を張る常連たちは、「知らない奴らと分け合うには負担が大きすぎる」とこぼし、戦禍から逃れてきたシリア難民たちの受け入れについての疑問を隠さない。一方でパブのオーナーであるTJ・バランタインは、シリア人女性ヤラを助け、「お礼を言いたくて」と「オールド・オーク」を訪ねてきた彼女と知り合いになる。

 ヤラの抱く夢や、TJの両親の代からの炭鉱町の歴史を語り合い、友情を育んでいく二人。やがて町の人々も、シリアの人々と同じように苦しんでいることを知ったヤラは、「いろんな家族が、一緒に食事ができる場所を作れたら」と、「オールド・オーク」のスペースを利用した食堂を始める計画をTJに持ち掛ける。TJは、母の口ぐせでもあった「共に食べて、団結を」というスローガンを掲げ、「慈善でなく、連帯だ」と力強く語る。

 「オールド・オーク」は、「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」に続く、「イギリス北東部3部作」の最終章となる作品。舞台は、とある炭鉱の町で最後に残ったパブとして親しまれていた「オールド・オーク」。人々が集い、安らぎを見いだす場所だったはずのパブは、シリア難民の受け入れにより、いさかいの場に変貌してしまう。オーナーのTJはパブの先行きに頭を抱えていたが、シリアから来たカメラを携えた女性ヤラと出会い、思いがけず友情を育むことになる。そして喪失や未知への恐怖、希望を見つけることの難しさについて知っていくことになる。

イギリスの炭鉱にある最後のパブ オーナーとシリア難民女性の友情 「オールド・オーク」予告

イギリスの炭鉱にある最後のパブ オーナーとシリア難民女性の友情 「オールド・オーク」予告

【作品情報】
オールド・オーク
2026年4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国ロードショー
配給:ファインフィルムズ
© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023

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