映画スクエア
2026年5月8日より劇場公開される、湊かなえによる同名小説の映画化作「未来」から、ファイナル予告映像が公開された。イメージソングであるUruの「さすらいの唄」に乗せて描かれた映像となっている。
映像は、教師の真唯子(黒島結菜)が、教え子の章子(山﨑七海)へ、「ポプラの花言葉は“勇気”。あなたもお母さんもきっと大丈夫だから」と、慈愛に満ちた言葉で寄り添うシーンから始まる。章子に届いた、20年後の「未来のわたし」からの手紙。それをきっかけに、彼女を取り巻く環境は無情にも過酷さを増していく。愛する父・良太(松坂桃李)の死、学校での凄惨ないじめ、母・文乃(北川景子)の新しい恋人から振るわれる理不尽な暴力。悲劇の連鎖に絡み取られ、「この世界は狂っています」と慟哭する章子の姿が映し出される。
そんな章子を守るため、母・文乃は「逃げよう」と決断し、娘の手を取り、夜の街を駆け抜ける。さらに、真唯子もまた彼女を救おうと必死に奔走し、「あなたに会いに来たの!」と叫ぶ。母の決断、真唯子の切なる願い、亡き父・良太が生前に書き残した物語に託したもの。それぞれの想いが、切実に交錯していく。やがて映し出されるのは、「抱きとめたい。痛みも。孤独も。」という言葉。誰かの苦しみに手を差し伸べたいと願う、その切実な祈りが収められている。そして、「未来の私へ― 私は笑っていますか?」という章子のあまりにも切ない問いかけ。過酷な運命に翻弄されながらも、真唯子の必死の疾走や、良太が遺した物語に託した想いが、狂った世界にかすかな”希望の光”を灯す。
「未来」の主人公は。複雑な家庭環境で育ちながらも、教師になる夢をかなえた真唯子。彼女の教え子である章子のもとに、ある日、一通の手紙が届く。差出人は「20年後のわたし」。手紙に返事を書くことで、父の死や、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だったが、母の恋人からの暴力、いじめ、そして信じがたい事実へと追い詰められていく。絶望の果てに禁断の計画を立てる章子。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとする。
監督は、「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」などの瀬々敬久。過酷な環境に置かれている教え子に手を差し伸べようとする教師・篠宮真唯子を演じるのは黒島結菜。「未来のわたし」からの手紙を受け取る少女・佐伯章子役は、「渇水」の山﨑七海。さらに、章子の両親である佐伯良太・文乃夫妻を松坂桃李と北川景子が演じ、真唯子の恋人・原田勇輝役に坂東龍汰、真唯子や章子の人生に大きな影響を与える樋口良太役と森本真珠役に細田佳央太と近藤華が顔をそろえているほか、「未来のわたし」の声を西野七瀬が担当している。
【作品情報】
未来
2026年5月8日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:東京テアトル
©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社